公務員

【古き良き時代~平成編~】警官から見る「あの頃は良かったベスト3」

まいど、トシです。

今日も連休中、マッタリとブログを書いています。

ところで今回は、私が警官時代だったころ、先輩からも聞いた中で「一番マッタリしていた」古き良き時代をベスト3で紹介したいと思います。

第3位 飲みに行くと必ず先輩がおごってくれていた。

私が採用(警察では「拝命」という)されたのは、平成も中頃…。まだまだ給料も上昇基調で、先輩方は「時間外」という名で、5万円から多い人で数十万をもらっていました。

その分、数十時間、100時間超の人もいましたが、ハッキリ言って、申請は「自己申告」であり「ザル」です。これは今も続いていることでしょう。例えば、警官が現場臨場して犯人と対決するのも、聞き込みで駆けずり回るのも、車の中で張り込みするのも、そして上司にゴマすりをしてデスクに張り付いているいる人も…、すべて「時間外」の給料でした。

ところで、昔の刑事さんの多くは「現場主義」であり、10時ころ署に出勤し、買ってきたスポーツ紙を読みふけりながら、昼近くになると、散らすように消えて、そのままドローンでした。

しかし今では、その光景が全くなく、刑事はデスクに張り付いて、キーボードを叩きまくっています。つまり報告書や調書をひたすら書きまくっています。正直、その類のものは、半分妄想が入っている私小説のようなものであり、ほとんどが自己満足の世界です。そして、やることがないので、上司にゴマすりをする部下が出てくるわけです。また、ゴマすりが得意でない人は、仕事するふりをしながら、スマホでゲームをしています。スマホが出はじめた頃は、年配の先輩方が注意していましたが、今注意すると「パワハラ」と告げ口されてしまので、ほぼノーチェックです。

ですから、上司と部下、先輩と後輩との関係は、「あるようでないもの」であり、私も署にいたころは、「名前すら知らない部下がほとんど」でした。

今、振り返ってみると、まだ”昭和の名残”があり、「パソコンの使えない先輩が、ワープロ(ワープロ機「書院」)を指一本で操作していたころを懐かしく思います。

そして、週末になると、先輩の「飲みに行くか」との一言で、「やきとり秋吉コース」が始まります。なお「秋吉」は福井県発祥の焼き鳥屋さんで小ぶりでとても美味しいので、ぜひ地方に行って、「秋吉」を見つけた際には入ってみて下さい。

さらに、当然ながら1次会で済むわけでもなく、2次会は「スナック」などオネエチャンのいるところでした。その頃、私は20代でしたから、興味津々でついていった記憶があります。そして緊張も…。

そうして、のんびりした雰囲気で1,2年が過ぎていきました。

第2位 柔剣道大会出場のため1か月前から仕事そっちのけで練習していた。

みなさんは、「警官=武道の達人」とのイメージを多くお持ちだと思います。

半分正解、半分ハズレです。私は元々、中・高校と柔道をしていましたが、採用され、警察学校に入っていた時は、「1/4が柔剣道経験者」のように肌感覚で感じていました。

ですから意外と、「ど素人集団」なんですね。大卒であれば6か月、高卒であれば10か月と「短期集中で詰め込む」ため、受け身などの基礎がなっていないし、当然、相手を投げ飛ばすことなどできるはずもありません。

その中、私は大会の選手メンバーとして出場し、警察学校を卒業し、警察署(警察署は現場の最前線であることから「一線」と呼ばれていた)に配属された時も、大会選手として選考されました。

当時の記憶をよみがえらせると、暑い夏、ちょうど8月の練習を思い出します。強い日差しの中、警察署から武道館までの数キロを柔道着で走ったこと、当然、裸足で足が痛かったこと、練習が終わって汗だくの柔道着のままパトカーに乗って駐在所に帰っていったこと、などなどが走馬灯のように浮かんでは消え、浮かんでは消えていきます。

とにかく1日の勤務がすべて練習でした。これを特別練習(=トクレン)と呼び、全くと言っていいほど、柔道漬け(練習)の毎日でした。練習生は監督もあわせて10人程度…。練習生も、だんだん親しくなり、週末に練習を終えると「飲みに行くか」といった声がかかってきます。またここだけの話ですが、飲み代を福利厚生費として公費を支出したりしていたようです。

ですから、「先輩がおごってくれていた」と感謝していたお金は実は、「みなさんの税金だった」ということになるかもしれません。

いずれにしても、「カラダを鍛えながらお金をもらえる」ことは、警察や自衛隊などで、それ以外はプロ選手しか思いつきませんが、警察の本来の仕事は、ドロボウを捕まえることなので、武道はあくまでもその手段…つまり「アマチュア」でいいのです。

雰囲気もユルイ感じでマッタリとトクレンしてました。

番外編 捜査費でキャバクラなど行きまくった! 

ここで、ちょっと”コアな話”をさせていただきたいと思います。

「捜査費」とは、大きく「捜査諸雑費(雑費)」と「一般捜査費(捜査費)」に分けられ、前者の「雑費」は1回につき3千円以下を使うお金で、相手に対し菓子折りなどを持っていく場合などがあげられます。

一方、後者の「捜査費」は事前に上司に報告し、お金の用途を厳密に指定した上で使うものですが、一応、上限はなく1~3万円を支出するのが一般的です(3万円以上だと決裁ルートが増えるなど面倒くさくなるなるため、金庫番の副署長が嫌がる)

いずれも、「緊急性」または「秘匿性」が要件とされていますが、大体、警察は「犯人にバレないように活動する」ため、「秘匿性」の要件は必ずと言っていいほど満たされると思います。

なお、もっと知りたい人は下記にリンクを貼っておきましたので、調べてみて下さい。

https://www.police.pref.kochi.lg.jp/sections/keimu/kaikei/sousahihi_qa.html

で、本題ですが、私は当時、警備(公安)課に所属しており、主に共産党に対する調査活動をしていました。詳細は、ここでは省きますが、要は「飲み食いさせ、時には色仕掛けで、党員を協力者にする」ことを目的としていました。

2課の刑事さん(知能や選挙などを専門)であれば、地元の知名士や議員などを対象者として同じようなことをやりますし、マル暴の刑事さんであれば、暴力団員やその周辺者に対して同じようなことをやります。

まぁ、その相手(警察用語的にはマルタイ、タイショウと呼んでいた)

が「酒好き、女好きかどうか」がポイントですが、「ギャンブル好き」であれば「一緒に競馬場、競輪場へ行く」のも一つの手ですね。私はしたことがありませんが。

私のケースで言えば、タイショウは「酒好き、女好き」であったため、「1次会で酒を浴びるように飲み、2次会では『スナック』はもちろん、『キャバクラ』などハシゴし、タクって帰る」といった流れでした。

「これって仕事なの?」と思う方々がほとんどかもしれませんが、「敵対勢力を自分の指揮下に置くことはとても重要」であり、古くは太平洋戦時下の陸軍の「中野学校」「明石機関」などが有名であり、海外に目を向ければCIA、KGB、モサドなどの名前を聞けば納得するかと思います。

いずれにしても、「公金で飲み食いした事実」は変わりませんし、こういった特殊な経験は、「民間企業ではできなかった」とありがたく思っています。

第1位 なによりも住民があたたかかった

では、第1位「なによりも住民があたたかかった」を述べたいと思います。

「あれっ、地元の住民が冷たくなったの?」と勘違いされては困るので、前もって言っておきますが、「住民の多くは『強い警察』を期待している」し、「警察も『住民に身近』でありたい」と感じているのは事実です。そして田舎の一部では「そうした友好関係が続いている」と思います。

しかし私の経験も含め、「駐在所にもノルマは存在する」「若手警官は駐在所などの田舎を敬遠する」「今のご時世、駐在所勤務を強要できない」などなどの理由により、「警官と住民との距離が遠くなった」ことが挙げられます。さらに以前は、刑事さんも「外に出て住民と話をしながら、地元ネタの情報を収集していた」訳ですが、今は「全くと言っていいほど、外に出る刑事さんはおらず、やっていない」と断言します。

私は、警察署刑事課の捜査費の執行状況を確認した時がありましたが、「月に数件しか執行していない」「執行している者がごく少数に限られる」といった事実を知り、「こりゃ、事件ネタが取れない訳だ」と失望感にかられたのを思い出します。

話は本題に戻りますが、住民と疎遠になった「元凶」は「今の50代の無能幹部が『能力主義』の言葉を勘違いしてとらえ、過剰なノルマを部下に押し付ける」「管理、管理といって締め付けばかり増えている」「無駄なパワポやエクセルのグラフばかり作って幹部を自己満させている」といった悪しき習慣が常態化したことがあげられます。

ですから、住民の皆さんは”過剰に警察に期待しない”でください!

今後は「少子化」とともに、警察組織は「交番・駐在所の減少」「警察署の再編」「各部署の統合」を断続的に行うことが確実です。とにもかくにも、犯罪指標の「刑法犯認知件数」が減少しているのですから…。

しかし「住民の不安」を示す体感治安は一向に減っていません。

「安全安心なまちづくり」は、どこへ行ったのでしょうかね???

日本での「寛容さ」がなくなったのは事実!!!

追伸:私が警察を辞めた最大の理由は、

きっかけが「幹部に失望」でしたが、

→「10年以上を人生をムダにしたくない」

→「人生の後半戦を自分らしく生きたい」

→「給料が半分以下になってもかまわない」

→「幸福な人生=ありがとうと感謝できる(される)生き方を目指す」

を貫いていきたいと思っているシダイ…。

「さあ、出発です!」

ABOUT ME
xxdan7
46歳独身男性...バツイチです。自由気ままな生活を送っている元公務員(警察官)です。現在、株式投資、ブログで私の経験談などを定期的にアップしています。過去、職場での裏話や私の人生設計などなど参考にしてみて下さい。