まいど、トシです。
この4連休、「Go To トラベル」しましたか?私はマッタリとデイトレやっていて、軽く10万を溶かしてしまい、涙ちょちょ切れています…😢
さて、コロナ禍の中、東京都などが軒並み、感染者数が増加している件に関し、一部のマスコミが「日本人の国民性」についての記事を目にしたので、それをヒントに少しコメントをしたいと思います。
『文春オンライン』が対談形式でアップしたもので、「お上の言うことをよく聞く国民性、『翔んで埼玉』ばりの排外主義……コロナ禍があらわにしてしまったもの」と題したものです。下記にリンクを貼っておきますので興味のある方は一読してみては(価値あるかなぁ???)
https://bunshun.jp/articles/-/39109
石田純一の”コロナ騒ぎ”と、志村けんの”死”
まず、コロナ騒ぎで「可哀そうに」「ご愁傷さま」と頭をよぎったのは、石田純一さん(66)。
40代の私にとって、石田さんは、80年代後半の「トレンディドラマ(のちの『月9』)」の先駆者であり、一瞬でも「ニューキャスター」になった素晴らしい人。いまで言う「チョイワルおやじ」でした。しかし、「不倫は文化騒動」でメインキャスターを降板し、あとは鳴かず飛ばず…パッとしない感じ。
そんな、石田さんが、またもマスゴミの餌食になってしまいました。そうです…4月15日、新型コロナに感染したと公表したことでした。マスコミは石田さんの沖縄ゴルフの行動に対し、「けしからん」論調でバッシングを開始。イライラを募らせていた日本国民のターゲットとなってしまったのでした。
でも少し考えてみて下さい…。それが「あなたのお父さんであったら」「新型コロナという言葉を『インフルエンザ』と置き換えたら」と。
今のみなさんは冷静に、ことを受け止め、判断することができると思いますが、ニュースの当時は「バカだなぁ」と思っていませんでしたか?
それと同じくして、”亡くなった”志村けんさん(70)のケースは?「亡くなったから、バッシングしなくてもいい」なんて、都合のイイこと言っていないでしょうか?
生還した石田さんも、亡くなった志村さんも、私にとっては、「ヒーロー」でしたし、その記憶は永遠になくなるものではありません!
データでも、日本人は”排外的”
そこで、ここで「感情論」を述べただけでは、文春の低俗記事に成り下がってしまいますので、正式なデータをもとにアプローチしてみたいと思います。
国連が正式発表した2020年版『世界幸福度報告書』によれば、日本の幸福度は、2018年54位、2019年58位、さら今年は62位と右肩下がりとの結果でした。
報告書は、世界153か国を対象としており、各国の世論調査をもとに、幸福度を0から10の10段階であらわしています。
また、①「1人あたりの国内総生産(GDP)」②「社会福祉の充実度」③「自由さ」④「健康・寿命」⑤「社会の寛容性」⑥「(汚職など)腐敗」の6項目を数値化し、値が高いほど、その国の「”幸せ”と国民が感じている」と評価できます。
ここで、私が着目したのは、⑤「社会の寛容性」でした。
日本は、「な、な、なんと」
”136位”
ではありませんか!
153か国ですよ。
”136位/153位” ⇒ 「下位11パーセント」
この数字を見て、あなたはどう思いましたか?
「やっぱり思っていたとおり」「だから不倫報道ばかりやっているんだ」「日本人は『赤信号みんなで渡れば怖くない』精神だもんなぁ」
そうなんです…「ムラ社会ニッポン」は「寛容さ」が”全くない(なくなった)”のでした。
「ムラ社会」は、「ウチ」に対しては、「保守(保護)的」であり、「ソト」に対しては「排外的」なのです。
しかし、1人世帯や核家族が増える中、「ムラ社会」は崩壊し、各個人の感情のみが残され、各個人が「排外的」となてしまったのです。
どうです、おわかりになりましたか?
【島国根性ニッポン】とは?
→ムラ社会で村単位で保守的で仲良くしていた(戦前・戦後)
→核家族化、1人世帯が増え、ムラ社会が崩壊した(高度経済成長)
→ムラ社会で育ったミドル以上の世代は、ムラ意識が残ったまま(ミレニアム)
→他人がすることに”寛容さ”を持てず、島国根性という型をはめたがる(現在)
→各個人が排外主義となり、排外がさらに排外となる(将来)
とした「未来予想図」を描けてしまうのです。